原因
確かな原因がない事もありますが、その原理がある程度確率されている場合もあるそうです。
実は今日、市民病院で開かれた講演会に参加して来ました。
これで、ある日突然発症する原因不明の不治の病、という固定観念は取り除かれました。
心臓や肺に障害があれば、発症しやすい状態にはなります。
ですから、その場合は、恐らくそうした心臓疾患や肺疾患が原因という事になりますよね。
だから、厳密に言うと、原因不明の不治の病という訳ではないんです。
それに、慢性の腎不全患者さんや膠原病患者さんが併発する事も珍しくないそうです。
ただ、こうした病気を何も持っていなかったはずなのに、突然発症する患者さんに関しては、原因が定まらない事も多々ある、ということでした。
病気の定義からいうと、前毛細管性と後毛細管性肺高血圧症に分類する事になるのだそうですが、これって難しいでしょう。
なので今は、生じる原因によって分類し、治療法などを検討する事が多いそうですね。
その場合、やはりポイントとなるのが、その引き金となっているであろう疾病。
例えば、陳旧性心筋梗塞や拡張型心筋症などによる高度の左室不全や左房粘液腫などを生じると、左房圧の上昇によって発症するそうです。
後、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、収縮性心膜炎なども同様。
また、心房中隔欠損症や心室中隔欠損症などによって、心内左-右短絡疾患を発症すれば、肺への血流量が増加して発症します。
動脈管開損症や末梢性動静脈短絡なども、同じような状況を招くようですね。
そして、間質性肺炎や慢性閉塞性肺疾患、あるいは肺結核の後遺症などは、肺実質の病的変化による原因となります。
低酸素性肺血管攣縮などに代表されるように、血管平滑筋が収縮して生じる場合もあります。
このように様々な疾患から引き起こされる可能性があるらしく、決して原因不明の病というわけではないようです。
ただ、こうした引き金となる疾患そのものが原因の定かでない疾病も結構あって、原点を辿って行くと、原因不明の病という事になる事も多いのかも知れませんけどね。
特に、原発性に代表される肺血管の病的変化によるものなんかはそうでしょうね。
その要因となっているEisenmenger症候群や膠原病は、まさしく原因不明の難病です。
更に、慢性肺血栓塞栓症や肺血管炎なども、意外と安易に同様の症状を引き起こす事があると言われているそうです。