種類
肺高血圧症は絶対的な治療法のない不治の病で、具体的な原因も明らかになっていません。
そんな難病について皆さんは真剣に考えた事があるでしょうか。
これは通常の高血圧とは全く異なる疾病です。
血管内が狭くなったために圧力が上がるという原理は同じですが、心臓から肺に血液を送る肺動脈の損傷に限られたもので、年齢や生活習慣に関係なく発症します。
心臓や肺にこれと言った持病を持たない、小中学生や若い女性患者さんも沢山います。
そうした患者さんの場合、その原因は全くと言っていいほど分からないまま、「肺動脈性肺高血圧症(PPH)」と診断されるそうです。
この病気は、前毛細管性と後毛細管性の2つに分類されます。
前毛細血管性は肺動脈系の血管抵抗の増大に起因するもので、後毛細血管性は、左心不全などで生じた肺静脈圧の上昇に起因するものです。
とは言っても難しくて分かりにくいので、最近は症状から分類する事も多いようです。
例えば、間質性肺炎や慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症などの肺実質の病的変化によるもの。
他にも、血管平滑筋の収縮や、肺への血流量の増加、あるいは左房圧の上昇などといった、原因となっているであろう病状から5つ位に分類されると言います。
中でも最も身近なのが、肺血管の病的変化によるもので、肺動脈性もこれに含まれます。
もともとは原発性と呼ばれていましたが、昨年の秋に疾患名が改められ、肺動脈性と呼ばれるようになったそうですね。
2001年には、新しい分類として、「ベニス分類」が発表されています。
このベニス分類においては、特発性および家族性肺動脈性肺高血圧症と呼ばれます。
最近では、遺伝性やダイエットサプリの服用などによる発症も明らかになってきている不治の病。
もしかしたら、近い将来、身近な所で患者さんが出るかも知れません。
勿論、自分自身が見舞われる可能性だって決して低くはないはずです。
ある程度の知識は持ち合わせておくべきなのではないでしょうか。
特に、子供の場合は、本当に突如倒れて患者の仲間入りをするという事が珍しくないそうですから。