効果のある薬
原因は殆ど分からず、最も治療が困難だと言われているのが肺動脈性肺高血圧症です。
この病気にEDの治療薬が効果を発揮するという話があるのをご存じですか。
昨夜、久しぶりに一緒に飲みに行った学生時代の友達から聞いた話なのですが。
エンドセリン受容体拮抗薬のボセンタンやPGI2誘導体のベラプロストナトリウムなどという薬が、治療に適応を有する薬剤として承認されているんだそうです。
その中の一つ、PDE5阻害薬のシルデナフィルは、な、なんと、あのバイアグラだというからビックリ。
欧米ではもう10年位前から、治療に活用されていたのだそうです。
10年前と言えば、ちょうど日本でバイアグラがED治療薬として認められた頃じゃないかと思うんだけど。
それにしても、難病指定まで受けている病気とEDの治療薬、実に意外な関係でしょう。
そもそも心臓と肺を結んでいる肺動脈の空間が狭くなる病気で、複数の原因とそれによって分類される種類があります。
中には、外科的処置で改善されるものもある一方、これと言った特効薬のないタイプがあるのも事実です。
また、医学の進歩とともに、効果的な薬が発見されたり発明されても、余りにも高価で、存分に使用するのが難しいという現状もあります。
ついこの間も、「難病の肺動脈性肺高血圧症、薬高額で健保組合の財政直撃 !」などというニュース記事を新聞で読みました。
有効だと言われている薬は米国からの並行輸入品で、1ヶ月に何百万もの費用が掛かるそうで、そうした薬を使わざるを得ない患者の面倒は見切れないという事で健保組合が脱退を求める例があるとか・・・。
肺高血圧症の病態には、陰茎海綿体と同じく、PDE5と記されるホスホジエステラーゼ5が関与しているのだそうです。
そこで肺動脈平滑筋にも多く存在しているPDE5の活性を阻害する事で、平滑筋弛緩作用をもつサイクリックGMPの分解を抑制させるという原理。
そうすると、肺動脈圧および肺血管抵抗が低下するので、肺高血圧症の改善に繋がるという訳です。
バイアグラ、ちょっと驚くけど、こうしたPDE5との関係を聞くと、あっ、なるほどなっとも思えます。
ただし、さっき話した超高価な薬と併用すると、その効果は更に増すそうですから、結局はお金が掛かる事になっちゃうんですよね。
それに、頭痛や下痢、消化不良、潮紅、悪心などといった副作用も避けては通れないようです。
こうした事を考えると、特に子供の患者に投与するのは、まだまだ難しいのかも知れませんね。
因みに、昨夜一緒に飲んでいた友人は、ごくごく普通のサラリーマンで、医師でも薬剤師でもなんでもありません。
なので、昨日聞いた話も、どこまで正確なのかは?です。
ただ、昔から化学が好きで、よくそういう雑誌とか新聞記事を読んでいたのは事実です。